料理名：命を繋ぐ

糖の料理：「命を繋ぐ」

料理名を命を繋ぐとつけさせて頂きました。糖とは人間にとって最も重要な栄養素だと考えています。糖質をより効果的に体内に吸収できるかを考えました。糖質をエネルギー変換するためにはビタミンB1が必要となったり、血糖値の値をゆるやかにできるように、もち粉を使いムースをねっとりさせるようにしています。今回の料理はお年を召した方々に進んで食べて頂けるように、豚ホホを長時間煮込み、さらにアミノ酸で更にやわらかくし、更にほぐす所までしてます。歯の悪い方が進んでお肉を食べてもらいやすいようにした所、そしてあえてティラミスに見えるように盛りつけたのは子供、お孫さんまで楽しんで皆さんが一緒になって同じ料理を食べて頂けるように見ても楽しくなるように仕上げました。

料理名：Ribollita alla Japonese

課題料理名：Ribollita alla Japonese

テーマが豆という事でイタリア料理の郷土料理の“リボリータ”を頭に浮かべました。冷蔵庫に残った食材などや固くなったパンを入れた料理です。この料理を日本風にアレンジしてみたくなりました。日本の家庭の冷蔵庫にある食材とイタリアの郷土料理のコラボレーションの実現です。隠れた食材には味噌、油あげ、余った御飯を用いて雑炊→おじやに変化し、音でも楽しめて出来るだけ長い時間で温かい料理として提供できるようにしました。そして豆について沢山勉強しました。昔から付き合いのある農家さんと沢山話をして豆知識もいただきました。例えばなた豆の皮を乾燥させてお茶として飲んだそうです。今回のテーマは豆で5月～6月は旬ですが空豆は冬は収穫できません。決勝まで行きます!!秋や冬にも対応できるように自ら種まき、いつも発育を気にし新鮮で旬、更に愛情いっぱいの豆を使って戦うつもりです!!

料理人として、料理に対する思い・夢・目標

今の子供達が将来の夢は何ですかっていう質問に「料理人です!!」って言ってもらえる子供が増える事が僕の夢ですね。そのためには何をしなければならないのか… 僕は料理人として知識も技術もまだまだ未熟で過去に何度も逃げだして沢山の人達に迷惑をかけてしましたが、今こうやって料理を続けている訳は、お客様の幸せになる瞬間に立ち会え、やりがいを感じれる事ができるからです。もちろん僕も近い将来、自分のお店を出したいと考えていますが、子供達にもっと料理人っていう職業を知ってもらうため、子供達だけの料理教室などを開けるような展開をしていきたいと思っています。それと料理を通じて世界の人々と平和に繋がりたいので2020年の東京オリンピックの料理人として働きたいので努力するつもりです!! 僕の今の目標ですが、この大会を通じて市場の方や農家の方と沢山お話しする機会をいただけました。その中で一番感じたのは一生懸命に作っている肉、魚、野菜などの値段を安くしないと消費者は買っていかないという現状…どうしても安価な品が売れていく…朝早くから夜遅くまで美味しくしようと努力して働いてくれる生産者の方が報われないのは嫌です!!もっと生産者の方の努力や想いが消費者に伝わり、逆に消費者の方が生産者の耳に直接はいるように料理人としてパイプ役となる仕組みを作りたいんです。生産者の方も料理人と同じで「おいしい」って言ってもらえるだけで嬉しい気持ちになれるし、頑張ろうって気持ちになれると思います。そのためには大会に勝ち残り沢山の人達に伝えなければいけないなと身をもって感じています。 最後に僕はこの大会に出会えて感謝しています。料理だけではなく人間性も問う大会。だから僕は僕らしいスタイルで戦えます。 ありがとうございます。