料理名：紫砂鍋臘味飯配麦芽豆醬(醬香る香港風干し肉紫砂鍋ご飯)

香港の冬の風物詩の煲仔飯(ポウチャイハン)です。本来醤油や中国酒をメインとしてつくる臘味(干し肉)を日本の醬と麹をメインとして作りました。今現代でも香港のローカルフードとして根強く老若男女問わず食べられ日本人からも人気のある煲仔飯。冬場の気候と太陽光をいかした干し肉を1週間以上かけて作りました。鹿児島県産の皮付き豚バラを麹漬け、麹味噌と醤油をメインとしたタレ漬け、乾燥の工程を１週間以上かけます。太陽光にあて脂の香りがまわり、肉が乾燥しすぎないところを見極め旨みを凝縮させます。この香りが煲仔飯という料理の要であります。これを岐阜県の郷土料理のいももちをイメージして粘りの少ない日本晴と里芋、そこに干し肉を一緒に炊き上げ、湧き上がる湯気と共に立ち上る香りを楽しんでいただきます。春野菜、椎茸醤油、麹味噌のXO醬、地鶏のスープと一緒に味の変化をつけ最後まで楽しんで食べていただきます。