美味しいをつくる人たちのストーリー、食をめぐり切磋琢磨する日々のドキュメントなどを綴る編集部。人を幸せにしたい、社会をよくしたい、地球の未来を変えたい、と行動する料理人たちの想いを取材。
「女性」という観点から、RED U-35を見てみると・・・君島佐和子(フードジャーナリスト)
RED U-35 2023では10回目にして初めて、女性の応募者が10%に達し、初の女性グランプリも誕生するなど、女性をめぐるトピックが重なった。女性の挑戦者が増えることは、RED U-35関係者のみならず料理界の願いだ。総合プロデューサーの小山薫堂さんは「男女半々の参加が理想」と語る。
2024.6.7西山優介|土地に根差したガストロノミーを求めて西山優介(respiracion)2023 Finalist インタビュー
日本の豊かな自然や伝統文化など、失われつつあるものへの想いをいかにして料理へと結実させるか--「RED U-35 2023」へのチャレンジをとおして料理の世界観が明確になったと語る西山優介氏。その発想力と表現手法が評価されみごと準グランプリを獲得。それは氏にとって己の進むべき道を見定めた瞬間でもあった。
2024.6.4黒川恭平|能登の自然を美味なる洋食に黒川恭平(レストラン ブロッサム)2023 Finalist インタビュー
父が築き上げた洋食レストランというスタイルを受け継ぎつつ、能登の旬の食材を活かした季節感のある、フランス料理を学んだ自分らしい洋食を追及する黒川恭平氏。その渾身のひと皿は被災した故郷復興の希望として、その魅力を力強くアピールする。
2024.6.3清藤洸希|新たな文化を生む空間を求めて清藤洸希(枯朽)2023 Finalist インタビュー
間借りレストランでの営業を重ねながらSNSを駆使した巧みなアピールや、日本をはじめインドやネパールなど世界各地の文化を縦横無尽にミックスしながらもフランス料理に着地させる独創的な料理によって多くのファンを獲得。2022年には東京・押上に「枯朽」をオープンさせた清藤洸希氏のさらなる野望とは……。
2024.5.30穴沢涼太|郷土の自然と伝統をインスピレーションの源泉に穴沢涼太(里山十帖)2023 Finalist インタビュー
「日々野山に分け入り、自分の手で、目で、舌で確認した食材で料理すること。料理人としてこれ以上の贅沢はないかもしれません」--そう語る穴沢涼太氏は、地元新潟の南魚沼市にある築150年の古民家ホテル「里山十帖」を舞台に理想を追求する料理人だ。そんな氏がラストチャンスとして挑んだ「RED U-35 2023」にかけた想いを聞いた。
2024.5.26山本結以|己の殻を破りさらなる高みへ山本結以(ESqUISSE)2023 Finalist インタビュー
完成度の高い料理と確固たる哲学、そして抜群のパフォーマンスによってみごと「RED U-35 2023」レッドエッグの称号を手にした山本結以氏は、男性のみならず女性料理人も活躍できる料理界をめざす「日本女性飲食業協会」の立ち上げを目標のひとつに掲げるなど、未来を変えんとする強い意志を感じさせる料理人でもある。そんな彼女の原動力とルーツに迫った。
2024.5.22"Eat Better" 人と地球にやさしい未来に向かって、よりよく食…SusHi Tech Tokyo 2024 生江史伸(L'Effervescence)/ 下川哲(早稲田大学)
東京ベイエリアで開催されるイベント「SusHi Tech Tokyo 2024 ショーケースプログラム」。見て、触れて、聞いて、味わって――“2050年の東京”を感じられるコンテンツが盛りだくさん。FOODのトータルコンセプトは「“EAT BETTER”」。CLUB REDでは、シンボルプロムナード公園にてこの取り組みに参加。
2024.5.10RED U-35史上初となる女性料理人のレッドエッグ誕生未来に思いを馳せた、異例の年またぎ開催
2013年にスタートしたRED U-35は2023年度で10回目の開催を迎えた。そんな記念すべき大会で見事グランプリに輝いたのは、山本結以氏である。大会史上初となる女性料理人が栄冠を手にしたRED U-35 2023。その最終決戦と、数々の課題に挑んできた若き料理人たちの約半年間の戦いを振り返りたい。
2024.3.15ドグエン チラン|素材の魅力を余すところなく伝えるために広島県廿日市市「CHILAN」オーナーシェフ ドグエン チラン
2024年2月、広島の知られざる美味を味わうプレミアムダイニングイベント「HIROSHIMA GASTRONOMY "Horizon"」が開催された。多彩な食材の宝庫である広島の魅力を、広島で活躍するシェフがガストロノミックなひと皿で表現しゲストを魅了。そのひとりが、「CHILAN」のシェフ、ドグエン チラン氏である。
2024.3.8特別対談 特別なひとときのために半田 雄大(ワイン食堂MAREA)×石井 啓一郎(ヤマサ醤油株式会社)
ユネスコ無形文化遺産に登録され、今や世界のスタンダード料理の一角を担う「和食」。1645年の創業以来、伝統の製法を守り続けるヤマサ醤油は、いわばその土台を支え続けてきた存在。そんな老舗メーカーの石井 啓一郎氏と、本場で体得したイタリア料理をベースにしながらもその枠組みを超え、より自由な表現をめざす半田 雄大氏の想いが交差したのは、「特別なひととき」にかける情熱だった。
2024.1.23