美味しいをつくる人たちのストーリー、食をめぐり切磋琢磨する日々のドキュメントなどを綴る編集部。人を幸せにしたい、社会をよくしたい、地球の未来を変えたい、と行動する料理人たちの想いを取材。
RED U-35史上初となる女性料理人のレッドエッグ誕生未来に思いを馳せた、異例の年またぎ開催
2013年にスタートしたRED U-35は2023年度で10回目の開催を迎えた。そんな記念すべき大会で見事グランプリに輝いたのは、山本結以氏である。大会史上初となる女性料理人が栄冠を手にしたRED U-35 2023。その最終決戦と、数々の課題に挑んできた若き料理人たちの約半年間の戦いを振り返りたい。
2024.3.15ドグエン チラン|素材の魅力を余すところなく伝えるために広島県廿日市市「CHILAN」オーナーシェフ ドグエン チラン
2024年2月、広島の知られざる美味を味わうプレミアムダイニングイベント「HIROSHIMA GASTRONOMY "Horizon"」が開催された。多彩な食材の宝庫である広島の魅力を、広島で活躍するシェフがガストロノミックなひと皿で表現しゲストを魅了。そのひとりが、「CHILAN」のシェフ、ドグエン チラン氏である。
2024.3.8特別対談 特別なひとときのために半田 雄大(ワイン食堂MAREA)×石井 啓一郎(ヤマサ醤油株式会社)
ユネスコ無形文化遺産に登録され、今や世界のスタンダード料理の一角を担う「和食」。1645年の創業以来、伝統の製法を守り続けるヤマサ醤油は、いわばその土台を支え続けてきた存在。そんな老舗メーカーの石井 啓一郎氏と、本場で体得したイタリア料理をベースにしながらもその枠組みを超え、より自由な表現をめざす半田 雄大氏の想いが交差したのは、「特別なひととき」にかける情熱だった。
2024.1.23大野尚斗|旅の先に見つけた理想の舞台大野尚斗(Syn)2022 Finalist インタビュー
「自分の名を世界に広く知らしめるためには、もっともっとアグレッシブにならなければならない-そう思い直す大きなきっかけになりました」RED U-35 2022においてグランプリを逃した悔しさを滲ませながらも新たな決意を語るのは、ゴールドエッグを獲得した大野尚斗氏だ。
2023.2.24町田亮治|自分だけの物語を紡ぐために町田亮治(赤坂 菊乃井)2022 Finalist インタビュー
「菊乃井 赤坂」一筋15年。副料理長として一流店の厨房を仕切り、数多の客人をもてなしてきた町田亮治氏。そんな自負を胸に挑んだRED U-35 2021 ONLINEでは、シルバーエッグに残ることすら叶わなかった。ある程度仕事にも手応えを感じ、独立を視野に入れ、満を辞して臨んだ大会で、そんな自信を打ち砕かれたのだ。
2023.2.15澤井隆太|出逢いが紡ぐ新たな物語澤井隆太(Blanc)2022 Finalist インタビュー
RED U-35 2022決勝の舞台において挑戦者はみな自身の野望や料理哲学など、さまざまな想いを込めたパフォーマンスで見る者を魅了した。ゲストに剪定バサミを持たせ、みかんの擬似収穫体験をさせるなど、オリジナリティあふれるひとときを提供した澤井隆太氏もそのひとり。それは多彩な出会いをクリエーションに昇華させる澤井氏らしいものだった。
2023.2.14木本陽子|アイデンティティを美食に昇華木本陽子(RESTAURANT HYÈNE)2022 Finalist インタビュー
東京・表参道の路地裏に佇むレストラン「RESTAURANT HYÈNE」がオープンしたのは、2021年11月のこと。木本陽子氏がRED U-35 2022の1次審査で披露した「2年熟成メークインのフォンダンショコラ仕立て」は、日本と韓国双方にルーツをもち、フランス料理と韓国宮廷料理を学んだ木本氏の、アイデンティティとクリエイティビティが込められた渾身のひと皿だった。
2023.2.13窪田修輔|逆境をバネに生み出す新たな価値窪田修輔(Omakase@Stevens)2022 Finalist インタビュー
「準グランプリという結果には満足していませんし、本当に悔しかったのですが、自分がこれまで培ってきたこと、多様な文化が共存するこの国で感じたことを反映させたプレゼンテーションに、一定の評価をいただけたことは嬉しく思っています」多彩な経験を活かしたクリエーションと、すぐれたリーダーシップで異彩を放っていた窪田修輔氏は、そう戦いを振り返る。
2023.2.10酒井研野|日本料理の新たな可能性を世界に発信酒井研野(日本料理 研野)2022 Finalist インタビュー
RED U-35がなければ、今の自分はないーー 独立を視野に「菊乃井 本店」を辞した後、国内外のレストランで経験を積み、2021年には料理店「日本料理 研野」をオープンさせると、すぐに食通注目の的に。最上のスタートを切ったかに見えた酒井氏には、もうひとつの悲願があった。それは、RED U-35グランプリRED EGGの獲得だった。
2023.2.9日本最大級の料理人コンペティション RED U-35 2022 グラン…料理王国2023年2月号
【料理王国 記事】478人の熱き挑戦者達が参加した「RED U-35(RYORININ’s EMERGING DREAM U-35) 2022」は、2022年11月14日(月)に最終審査を迎え、その頂点に立つグランプリ“レッドエッグ”が決定した。果たしてその戦いは? ゴールドエッグ6人の戦いぶりを追った。
2023.1.16