料理名：自然

母の実家でもある新潟の自然の表現です。 その土地で作られるもの全てが宝だと思います。作られた土地で食すお米は想像をはるかに超えた美味しさを感じます。お米を原料とする酒、酒粕を使い味わいを広げ、そこに副産物でもある藁を使い、その香りと共に食材のストーリーや季節の移り変わりを楽しんで頂く一品です。 燃やした藁の灰は有機質肥料として古くから用いられています。出来たものをその場に返す。そしてまた作物が取れる。そんな物語も感じて頂きたいです。 この料理を食べてもらうのは新潟、三条の木で作られるスプーンを使って頂きたいです。とても意味のあることだと思います。その土地のものを使って食事をするという行為やその空間を楽しむ。日本の宝を更にに光らせるためにはより深く理解し、共通認識として1人1人が意識すること、そして楽しむことが何よりも大切だと思います。