2025年7月7日(月)、東京・八重洲にある Gastronomy Innovation Campus Tokyo(以下、GIC Tokyo) にて、CLUB REDシェフ小規模交流会を開催しました。本交流会は、CLUB RED所属シェフ同士の相互交流と学びを促進し、今後の連携を深めることを目的としております。会場をご提供いただいた東京建物株式会社ならびに関係各位のご協力のもと、7名のCLUB REDシェフが一堂に会し、有意義な意見交換の場となりました。
GIC TOKYO:「Basque Culinary Center」の次世代教育・事業共創プラットフォーム「Gastronomy Open Ecosystem」と、東京建物株式会社が共同で開設した「食」の共創拠点。シェフやスタートアップによる実証実験・商品開発・交流を支援する施設となっており、CLUB REDの野田シェフ(nôlディレクター、「RED U-35」2015・2019・2021の準グランプリ&GOLD EGG)がプロデュースするInnovative Kitchen「8 go」が併設されています。
東京建物株式会社 まちづくり推進部 FOOD & イノベーションシティ推進室 室長の沢田明大氏より、同社が掲げる「リジェネラティブシティ構想」の概要と、その中でのGIC Tokyoの位置づけ、さらに同施設が担う役割および目指す方向性についてご説明いただきました。
続いて、GIC Tokyoのガストロノミーアドバイザー兼 Innovation Kitchen 8goプロデューサーを務めるCLUB REDの野田達也シェフより、フードロス削減など社会課題の解決に向けた取り組みの考え方と、料理人が異業種・他分野の方々と交わることの重要性についてご説明いただきました。
株式会社ぐるなび 食と観光事業部 事業部長 西原史郎氏からは、REDプロジェクトのミッションと現在の取り組みに加え、今後の方向性・構想についてご説明いただきました。「シェフの皆さまに厨房の枠を超えた活躍の場を提供しながら、地域創生と連動させて多様な社会課題を解決していきたい」と目指したい方針を示しました。
その後、参加シェフ1人1人から、自己紹介も兼ねて現在の取り組み/目標/抱えている課題/RED・CLUB REDへの期待を発表してもらいました。
参加シェフの課題&今後のREDに期待する内容(抜粋)
気軽に同年代のシェフと意見交換できるオフラインの機会が不足しており、定期的なオフラインでの交流会を開催して欲しい
店舗規模と人員の制約が大きいため、経営とクリエイティブの両立に関する知見共有の場が欲しい
サステナビリティやリジェネラティブ、海洋資源保全など社会課題への理解を深め、料理を通じて発信したい
生産者や異業種との連携を通じた新たな体験価値創出をしたい
監修・企業コラボ・EC展開など厨房の枠を超えた挑戦を模索しており、REDプロジェクトがその足掛かりになることを期待している
自由交流&歓談タイムには、リジェネラティブをコンセプトにCLUB REDの野田シェフが考案した軽食を皆様に提供しました。
参加後の本交流会に対するご意見やコメント
同年代の活気あるシェフ達と交流でき、貴重な経験になった
「料理大会参加者同士の交流会」の気持ちで参加したが、REDプロジェクトの事業内容やビジョン等も聞けて、すごく勉強にもなる時間だった
本当に有意義な時間だった。今後も集まりがある時は極力参加させていただきたい
今後も、密なコミュニケーションが図れる少人数規模の交流会を定期的に開催し、CLUB REDシェフが抱える課題を率直に共有し合い、互いに学び合える場として育ててまいります。また、参加者全員で食の未来を考え、課題解決に向けた建設的な議論を重ねることで、実践的なアクションへとつなげていきたいと考えております。