RED U-35 (RYORININ's EMERGING DREAM U-35)とは、夢と野望を抱く、新しい世代の、新しい価値観の料理人(クリエイター)を見いだし、世の中に後押ししていくため、これまでの料理コンテストとはまったく異なる視点で、日本の食業界の総力を挙げて開催している料理人コンペティションです。
前回RED U-35 2021 ONLINEは、コロナ禍において初のオンライン形式という新しい可能性にチャレンジし、各地から多様な人材が集い、最後にはグランプリを輩出することができました。
「食べるをともにつくる」
――これからの料理人は、何とつながり、どう拡張していくのか?
世界的なパラダイムシフトを機に、〈料理人のあり方〉が見直されています。
キッチンの中で働く料理人、キッチンの外で働く料理人、場所や時間にとらわれずに働く料理人。何を提供するか、何を創造するか、何を伝えるか、何を動かすか。
優れた料理人ひとりの知識や考えだけでは実現できないことも、垣根を超えてつながることで視界が開けていくことがあります。さまざまな要素や他者とリンクすることは、これからの食生活や食文化をアップデートしていく創造性と可能性を秘めているはずです。
RED U-35 2022は新たな審査員団のもと、そんなことを問いかけ、次世代たちとともに考え行動していく舞台となることを目指しています。「食で未来と世界を変えたい」と本気で信じ、挑む料理人たちと出会いたい。希望の星を探したい。ここに、第9回となる「RED U-35 2022」を開催します。
■募集:新時代を切り拓く“食のクリエイター”を目指す「35歳以下の料理人」
※2022年12月31日時点で年齢が35歳以下(生年月日が1987年1月1日以降)であること
■表彰:グランプリ賞金500万円、準グランプリ賞金50万円
■応募期間:2022年6月1日(水)14:00〜6月22日(水)18:00(日本時間)
■応募テーマ:「旅」
→詳細は「RED U-35 2022」大会概要特設ページをご覧ください。
RED U-35 2022
■ ORGANIZERS 主催:RED U-35実行委員会 株式会社ぐるなび
■ CO-ORGANIZERS 共催:株式会社ジェーシービー メルコグループ
■ SUPPORTER:ヤマサ醤油株式会社
■ CHEF SUPPORTER:ぐるなび仕入モール
審査員団、歴代グランプリ、参加企業から挑戦されるみなさんへのメッセージ
●審査員長狐野 扶実子(食プロデューサー・コンサルタント)
[Profile]パリの老舗「FAUCHON」のエグゼクティブシェフを経て、アラン・デュカス氏主宰の料理学校で非常勤講師を務める。著書「La cuisine de Fumiko」がグルマン世界料理本大賞でグランプリ受賞。2022年AMBASSADOR OF TASTE 日本代表。
●審査員佐々木 浩(祇園さゝ木 主人)
[Profile]1961年奈良県生まれ。高校卒業後料理界に入る。滋賀や京都の料理屋で修業をし、27歳で京都先斗町「ふじ田」の料理長兼店長を務める。35歳で独立し、祇園町北側に「祇園さゝ木」を開店。2006年に現在の八坂通に移転。2017年9月、祇園さゝ木開店より20年を迎える。
●審査員君島 佐和子(フードジャーナリスト)
[Profile]『料理王国』編集長を務めた後、2005年に料理通信社を立ち上げ、2006年『料理通信』を創刊。編集長を経て編集主幹を務めた(2020年末で休刊)。辻静雄食文化賞専門技術者賞選考委員。立命館大学食マネジメント学部で「食とジャーナリズム」の講義を担当。
●審査員辻󠄀 芳樹(辻󠄀調理師専門学校校長、辻󠄀調グループ代表)
[Profile]大阪、東京、フランスにある食のプロを育成する教育機関の代表。これまで14万人以上の卒業生を国内外の飲食業界に輩出。2018年フランス国家功労勲章受章。2019年G20大阪サミットの首脳夕食会でエグゼクティヴプロデューサーを務める。農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」の審査委員や国内外での講演など様々な形で食文化の発展に貢献。
●審査員野村 友里(eatrip主宰/料理人)
[Profile]長年おもてなし教室を開いていた母の影響で料理の道へ。ケータリングフードの演出や料理教室、雑誌での連載やラジオ出演などに留まらず、イベント企画・プロデュース・キュレーションなど、食の可能性を多岐に渡って表現している。2012年にrestaurant eatrip(原宿)を、2019年11月にeatrip soil(表参道)をオープン。生産者、野生、旬を尊重し、料理を通じて食のもつ力、豊かさ、美味しさを伝えられたら、と活動を続ける。
●審査員谷口 英司(Cuisine régionale L’évo オーナーシェフ)
[Profile]1976年大阪府生まれ。料理人一家に育ち、幼い頃から料理人を目指す。高校卒業後に就職したホテルでフレンチと出会い、国内外の様々なレストランで経験を積み重ねる。2010年富山に移り、2014年「レヴォ」を立ち上げる。2020年、富山県南砺市利賀村にてオーベルジュとして移転オープン。『ミシュランガイド北陸 2021』では2つ星にて掲載、『ゴ・エ・ミヨ2022』で2017年に続き2度目の「今年のシェフ賞」を受賞。
●審査員川手 寛康(Florilège オーナーシェフ)
[Profile]1978年生まれ。「ル ブルギニオン」を経て渡仏。帰国後「カンテサンス」にてスーシェフとして活躍。2009年6月に南青山にて「フロリレージュ」をオープン。2015年に神宮前に移転。2016年アジア50ベストでone to watchに選ばれ 2018年にはアジア3位までランクを上げる。同年ミシュラン2つ星を獲得。2021年アジア50ベストレストラン7位、ワールド50ベストレストラン39位。
●審査員吉武 広樹(Restaurant Sola オーナーシェフ)
[Profile]2010年、パリに「Restaurant Sola」をオープン。翌年、フランス版ミシュラン1つ星獲得。2014年、第2回開催の「RED U-35 2014」にてグランプリ(RED EGG)獲得。2018年、福岡に「Restaurant Sola」をオープン。
●総合プロデューサー小山 薫堂(放送作家)
[Profile]放送作家、脚本家。京都芸術大学副学長。1964年熊本県生まれ。「料理の鉄人」「世界遺産」など多数のテレビ番組を手がけ、映画「おくりびと」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞。「Stand Alone」(森麻季)や「ふるさと」(嵐)の作詞も手がける。「くまモン」の生みの親でもある。執筆活動の他、地域・企業のアドバイザー、下鴨茶寮主人、大阪・関西万博ではテーマ事業プロデューサーを務める。
●アドバイザー溝畑 宏(公益財団法人大阪観光局 理事⻑)
[Profile]1960年京都府出身。1985年東京大学法学部卒業、自治省入省。北海道庁、自治省財政局、大分県企画部次長、自治省行政局理事官などを経て2004年株式会社大分フットボールクラブ(大分トリニータ)の代表取締役に就任。2008年にはナビスコカップ優勝を飾る。2010年国土交通省観光庁長官、2012年退官後に大阪府特別顧問、京都府参与などを経て2015年公益財団法人大阪観光局理事長兼大阪観光局長に就任した。
●アドバイザー山田早輝子(株式会社FOOD LOSS BANK 代表取締役社長)
[Profile]FOOD LOSS BANK代表取締役社長。国際ガストロノミー学会日本代表。国連WFFマスタークラスにて活動が世界配信される。ロサンゼルス市SDG5上級戦略アドバイザー、 LVMHグループVeuve Clicquotの“影響力のある女性賞”、Japan TimesのSustainable Awardなど受賞。2022年スペイン国王から叙勲された。
●2013年 RED EGG杉本 敬三(Restaurant La FinS オーナーシェフ)
[Profile]1979年京都府出身。小学生の頃から料理に興味を持ち、料理の研修という名目で厨房に入ったのが8歳。15歳のときから全国各地でフェアや出張料理を実施し、19歳で渡仏。アルザス地方を中心に「ボンラ ブルール」、「ブデュモンド」、「レストラン・ローリーヴァン」、「レストラン・シュナンブール」等12年間のフランス修業を経て帰国。2012年、32歳で新橋に「Restaurant La FinS」を開業。2013年、第1回開催のRED U-35 2013にて初代グランプリ(RED EGG)受賞。
●2015年 RED EGG篠原 裕幸(ShinoiS オーナーシェフ)
[Profile]1981年埼玉県出身。「赤坂璃宮」やザ・ペニンシュラ東京「ヘイフンテラス」などで修業後、香港で「赤坂璃宮 銀座店」創業時の料理長・朱遠威氏のもと、広東料理店で腕に磨きをかける。帰国後、西麻布「海鮮名菜 香宮」にてシェフを務める。2015年、RED U-35 2015にてグランプリ(RED EGG)受賞。その後、上海に渡り「THE PEACOCK ROOM」エグゼクティブシェフに就任。2019年11月、白金台に「ShinoiS(シノワ)」を開業。
●2016年 RED EGG井上 和豊(szechwan restaurant 陳 料理長)
[Profile]1981年秋田県出身。岩手県の調理師専門学校卒業後、2001年四川飯店に入社。その年に開業した系列店「szechwan restaurant 陳」渋谷店のオープニングスタッフとして厨房に立ち、副料理長を経て、2017年料理長に就任。2004年の「青年調理士のための全日本中国料理コンクール」熱菜・魚介部門金賞をはじめ、数々のコンクールにチャレンジし、受賞歴多数。2016年、RED U-35 2016にてグランプリ(RED EGG)受賞。
●2017年 RED EGG赤井 顕治(AKAI オーナーシェフ)
[Profile]1983年広島県出身。広島のワインバーで厨房責任者を務めた際に、フランス料理に興味を抱き渡仏。「ル・ルレ・ルイ・トレーズ」や「ラ・メゾン・ピック」で修業し、自らの料理スキルに磨きをかける。その後、ブライダル会場などで研鑽を積み、2017年、RED U-35 2017にてグランプリ(RED EGG)受賞。2019年5月、念願だった故郷・広島で築80年の古民家をリノベーションしたレストラン「AKAI」を開業。
●2018年 RED EGG糸井 章太(Auberge eaufeu シェフ)
[Profile]1992年京都府出身。調理師専門学校を卒業後、フランス・アルザス「オーベルジュ・ド・リル」での実地研修を経て、2014年、兵庫「Maison de Taka Ashiya」に入店。髙山英紀シェフの助手として、2015年の「ボギューズ・ドール国際料理コンクール」フランス本選を経験。2016年に再び渡仏し、ブルゴーニュ「レストラン・グルーズ」で修業。2017年に帰国。2018年、RED U-35 2018にてグランプリ(RED EGG)を大会初の20代で受賞。2019年、経済誌Forbes Asia主催「30under30 Asia 2019」受賞。2022年、アメリカ・カリフォルニア州の3つ星レストラン「マンレサ」「フレンチランドリー」で研修。現在、2022年7月に開業予定の「Auberge eaufeu」シェフに就任。
●2021年 RED EGG堀内 浩平(フリーランス 独立準備中)
[Profile]1986年、山梨県富士吉田市生まれ。調理師専門学校を卒業後、都内のレストランとホテルを経て、渡仏。北フランスの人里離れた場所に位置する2つ星レストラン「La Grenouillère(ラ・グルヌイエール)」で腕を磨く。2018年に帰国し、「Ichii」のシェフに就任。2021年、RED U-35 2021 ONLINEにてグランプリ(RED EGG)を受賞。2022年4月より地元山梨でソムリエの兄とレストランを開くため独立準備に入る傍らフリーランスの料理人として活動中。
●CO-ORGANIZERS 共催株式会社ジェーシービー
●CO-ORGANIZERS 共催メルコグループ
●SUPPORTERヤマサ醤油株式会社