料理名：季節のコンソメスープ　～アンフィゼと余韻～

私は名の知れた有名シェフではありません。なので今は世の中に大した影響力はありませんが、料理人として自分の身の周りで出来る事から始めてみようと思いメニューを考案致しました。私がまず目をつけたのが自分の職場の廃棄食材です。野菜の皮や軸、変色し使えないと判断されてしまった部分、牛肉をトリミングした際に出るチェーンや筋、脂。オマールや車海老の殻。この食材達を今の自分の力量で形にし、商品にする。これが職場の中から始められたら、自分自身の幅が広がり、尚且つフードロスの削減やサステナビリティ、農家さんや業者さんの助けになるなと思いました。また今回のテーマである「未来のための一皿」ですが、自分が未来を想ってメニュー考案しても、未来永劫、私自身がこの料理や未来を作り続けることが出来ません。なので技術や想いの継承がとても大切だと感じ、色々語ることの出来るコンソメで表現致しました。