RED U-35 (RYORININ's EMERGING DREAM U-35)とは、夢と野望を抱く、新しい世代の、新しい価値観の料理人(クリエイター)を見いだし、世の中に後押ししていくため、これまでの料理コンテストとはまったく異なる視点で、日本の食業界の総力を挙げて開催している料理人コンペティションです。
自然災害、記録的猛暑、食の不作不漁など地球からのサインをじわりと感じた一方、スポーツやエンタメでは国境を超えて希望と感動が共有された2024年。RED U-35は第11回を開催し、区切りとなる10人目のグランプリを送り出すことができました。
ー あなたがつむぐ食とは?
未来に向かって、食の価値・可能性はさらに広がっています。人々は貪欲に美食を求めて旅行し、街や地域では多様な食のアクションが多発し、生産者や研究者、事業者らは次なる食の開発に挑んでいます。
動かそう、動きだそうという流れのなかで、料理人はどう前進するのでしょうか。革新してこそ伝統は続く。偉大なる先人たちと、将来を継ぐ世代の間にいる私たちは、そのバトンを託されています。
2025年大会はそんな問いと向き合い、ともに考え共創していく舞台となることを目指しています。「食の力」を信じ、それぞれのスタイルで行動する料理人たちと出会いたい。希望の星を探したい。大阪・関西万博と連動し、世界にメッセージする舞台として、第12回大会「RED U-35 2025」を開催します。
■募集:新時代を切り拓く“食のクリエイター”を目指す「35歳以下の料理人」
※2025年12月31日時点で年齢が35歳以下(生年月日が1990年1月1日以降)であること
■表彰:グランプリ賞金500万円、準グランプリ賞金50万円
■応募期間:2025年4月1日(火)14:00〜4月28日(月)16:00(日本時間)
■応募テーマ:「日本から世界へ〜EARTH FOODS 25」
→詳細は「RED U-35 2025」大会概要特設ページをご覧ください。
審査員団から挑戦するみなさんへのメッセージ
●審査員長狐野 扶実子(食プロデューサー・コンサルタント)
[Profile]パリの老舗「FAUCHON」のエグゼクティブシェフを経て、アラン・デュカス氏主宰の料理学校で非常勤講師を務める。著書「La cuisine de Fumiko」がグルマン世界料理本大賞でグランプリ受賞。JAL国際線機内食、ファースト&ビジネスクラス担当。2025年AMBASSADOR OF TASTE 日本代表。
●審査員脇屋 友詞(Wakiya一笑美茶樓 オーナーシェフ)
[Profile]1958年北海道生まれ、15歳で料理の道に入る。赤坂・山王飯店ほかで経験を積み、27歳で都内ホテルの料理長になる。96年「トゥーランドット游仙境」代表取締役総料理長に就任。2001年「Wakiya一笑美茶樓」を、2023年12月に「Ginza脇屋」をオープン。東京で4店舗のオーナーシェフを務める。上海料理の技をベースに洗練された料理で日本の中国料理界をリードする一方で、メディアを通じて中国料理の楽しさを広く伝えている。
●審査員佐々木 浩(祇園さゝ木 主人)
[Profile]1961年奈良県生まれ。高校卒業後料理界に入る。滋賀や京都の料理屋で修業をし、27歳で京都先斗町「ふじ田」の料理長兼店長を務める。35歳で独立し、祇園町北側に「祇園さゝ木」を開店。2006年に現在の八坂通に移転。2017年9月、祇園さゝ木開店より20年を迎える。著書「祇園さゝ木 佐々木浩の舞台」が2011年グルマン世界料理本大賞でグランプリ受賞。
●審査員君島 佐和子(フードジャーナリスト)
[Profile]『料理王国』編集長を務めた後、2005年に料理通信社を立ち上げ、2006年『料理通信』を創刊。編集長を経て編集主幹を務めた(2020年末で休刊)。辻静雄食文化賞専門技術者賞選考委員。立命館大学食マネジメント学部で「食とジャーナリズム」の講義を担当。
●審査員辻󠄀 芳樹(辻󠄀調理師専門学校校長、辻󠄀調グループ代表)
[Profile]大阪、東京、フランスにある食のプロを育成する教育機関 辻󠄀調グループの代表。これまで14万人以上の卒業生を国内外の飲食業界に輩出。2018年フランス国家功労勲章受章。2019年G20大阪サミットの首脳夕食会でエグゼクティヴプロデューサーを務める。農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」の審査委員や国内外での講演など様々な形で食文化の発展に貢献。
●審査員野村 友里(eatrip主宰/料理人)
[Profile]長年おもてなし教室を開いていた母の影響で料理の道へ。ケータリングフードの演出や料理教室、雑誌での連載やラジオ出演どに留まらず、イベント企画など食の可能性を多岐にわたって表現している。生産者、野生、旬を尊重し、料理を通じて食の持つ力、豊かさを伝える活動をしている。eatrip soil(表参道) babajiji house / eatrip kitchen(祐天寺)を運営、著書は『とびきりおいしいおうちごはん』(小学館)
●審査員米田 肇(HAJIME オーナーシェフ)
[Profile]大学卒業後、エンジニアを経て料理人に転身。2008年にHAJIMEをオープンし、世界最速でミシュラン三つ星を獲得。The Best Chef AwardsでアジアNo1、GAULT&MILLAUではBest chef of The Yearを受賞、Foodie Top 100 Restaurants、Asia’s 50 Best Restaurants、OAD Top30 Japanese Restaurants、100 chefs au mondeなどにランクインする。辻静雄食文化賞専門技術者賞、KINDAIリーダーアワード文化・芸術部門、農林水産大臣料理マスターズを受賞。JAXAの宇宙と食の未来を考えるSPACE FOODSPHEREのメンバーやSony AIのアドバイザー、食団連理事を務める。
●審査員小林 寛司(villa aida オーナーシェフ)
[Profile]調理師学校卒業後、大阪のレストランで基礎を学び、21才からイタリアに渡り4年間、3つ星レストランからトラットリア至るまでイタリアの食文化について知識と技術を学ぶ。帰国後、故郷和歌山に「Ristorante AiDA」をオープン。2005年宿泊施設を作り「villa aida」としてリニューアル。2013年料理マスターズブロンズ賞受賞。食に関する情報発信に関連する営利団体活動「いただきますプロジェクト」創立メンバー
●審査員吉武 広樹(Restaurant Sola オーナーシェフ)
[Profile]2010年、パリに「Restaurant Sola」をオープン。翌年、フランス版ミシュラン1つ星獲得。2014年、第2回開催の「RED U-35 2014」にてグランプリ(RED EGG)獲得。2018年、福岡に「Restaurant Sola」をオープン。
●総合プロデューサー小山 薫堂(放送作家)
[Profile]放送作家、脚本家。京都芸術大学副学長。1964年熊本県生まれ。「料理の鉄人」「世界遺産」など多数のテレビ番組を手がけ、映画「おくりびと」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞。「Stand Alone」(森麻季)や「ふるさと」(嵐)の作詞も手がける。「くまモン」の生みの親でもある。執筆活動の他、地域・企業のアドバイザー、下鴨茶寮主人、大阪・関西万博ではテーマ事業プロデューサーを務める。
→【RED U-35 2025 サポート企業からのメッセージ】はこちらをご覧ください