【離創協×CLUB RED ♯3】レポート|CLUB REDの料理人たちが壱岐・対馬・五島の「未来の郷土料理」新メニューを考案
CLUB REDが佐賀に集結!|伊万里港開港50周年記念イベント「伊万里みなと祭り2017」
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小岸 明寛
AKIHIRO KOGISHI
所属:オーグードゥジュール メルヴェイユ博多
リンク:ぐるなび掲載ページ
所在地:福岡県
ジャンル:洋食、フランス料理
役職:料理人
2014 BRONZE EGG
課題料理名:静謐 ーその場の音調は、その土地の自然・光・風・香り・植物が奏でる。時には愛撫するように、時には甲高く。ー
自然の味、匂い、香り、風味を調理し大地を味わい、人間の資質を明らかにする料理を作り上げました。 大地、生命の芽吹きは緑とともに酸味や若々しい甘味を運び野草の草がそれを際立たせる。自然は目覚め光りあふれる兆しに酔いしれる。生命、太陽、そして逃避へと誘い込みます。 白花豆で光、黒千石で影、昆布炭で海底、チュイルで風、野草で大地を表現し、手前から奥にいくにつれて、海から地へと自然発露を感じていただきたいと思います。 野草は早いスピードで成長しますので、一番いい状態の物を探すのに苦労しました。昆布もそうですけど、若くて柔らかい物が欲しかったので海岸を探しまわりました。料理人として、料理に対する思い・夢・目標
調理師になりたいと思ったのは、未知なる料理を食べたいと思ったからです。最初は作り手側からではなく、食べ手側からでした。それから高校卒業し専門学校に入学して料理を10年以上やっていると自分の進む道にたくさんの人達が悩むと思います。そんな時、去年REDU-35というコンペティションがある事を知り、これだと思いました。企画内容はまさに自分の為にあるように思いました。前回の大会ではまさに自分の力不足だった為に準グランプリに終わり悔しい思いをしました。しかし、この大会に出場した事は凄く良い経験になりました。一人では何もできなかった事を痛感し、たくさんの人達、生産者や自分と過去に一緒に働いてくれた人達、家族や仲間が応援してくれたり、半年間競い合った仲間と感動を分かち合えました。それだけ料理には物凄いエネルギーがあり、夢や希望があると思います。色んな可能性も秘めています。自分で創造し、料理を作り、周りが幸せになり、自分も幸せになる。こんなに素晴らしい職業はないと思います。調理師を辞める時は死ぬ時です。 最終的には、生物のリズムを尊重し、自分にしかできない料理を確立し、自分を育ててくれた故郷に少しでも恩返しをしたいです。その土地の気候、水、人、歴史を学び、目の前のお客様を幸せにするだけでなく、その料理に携わった生産者、産業を発展させ、みんなが幸せになれるようにしたいです。地方から都心へ、世界へ、自分の料理を発進したいと思っております。 料理界を盛り上げ、調理師になりたい人達を増やしたいです。その為には、若い子達が憧れるようなスターが必要です。 今回がラストチャンスでもあり、リベンジです。宜しくお願い致します。