RED U-35 2024、最終審査に挑む5人の「ゴールドエッグ」をご紹介。
それぞれがこれまでの審査で発信してきたメッセージ、そしてファイナルへの意気込みを掲載します。来たる
11月5日、誰が最後に栄冠を手にするのか?未来に向かう次世代の料理人たちのファイナルステージにご注目ください。
GOLD EGG No.1
丸山 祥広
33歳 1991年生
料理スタイル / フリースタイル
出身 / 福岡県
専門 / 日本料理
所属 / 瑠璃庵 Ruri-AN(熊本県熊本市)和食
役職 / 料理長
▽ファイナルへのいきごみ
敬意を持って、与えられた環境に本気で向き合う
この大会を通じて、応援してもらえる喜び、チームのみんなが支えてくれているから、いま挑戦できていることに感謝しています。そして、ファイナルで出会う4人に敬意を持って、自分に与えられた環境に本気で向き合うことを心情に、自分らしさを料理へと表現して、RED EGGを獲ります。このような場をいただきありがとうございます。よろしくお願いします。
▽応募動機
RED U-35を通じて、自分の可能性がどこまでトップクラスのシェフの方々や審査員の皆様に評価していただき目に留めてもらいたい、その一心で応募しました。よろしくお願いします。
▽興味・関心
料理人として、世界、全国の味わった事のない食材と出会いたいです。その食材をあえてその土地の方に味わってもらいたいです。以前から高山さんのお話を聞いていて、人間心理学、公論心理学、脳系の勉強をしたいです。
▽賞金の使い道
料理教室です。地元の郷土料理から、自然体験を通じて堀たてを料理したり、自分達の田んぼでの苗床から田植え体験、山菜を収穫して皆んなで調理します。もちろんご家族で参加していただきたいですね。自然に囲まれている環境だからこそ、ここでしかできない体験価値を皆さんと共有したい、そんな店舗を作る資金とし使わせて頂きたいです。
▽目標の人物
高山大(東京・表参道「メゼババ」オーナーシェフ)
本田満輝(熊本・天草市 鮮魚店「本田屋」)
木場進哉(熊本・熊本市「夜香木」バーテンダー)
GOLD EGG No.2
中川 寛大
30歳 1994年生
料理スタイル / バランス
出身 / 三重県
専門 / 日本料理
所属 / cenci(京都府京都市)イノベーティブ
役職 / 料理人
▽ファイナルへのいきごみ
一瞬一瞬を大切に、自分の実力を最大限に発揮する
この度は、GOLD EGGに選出していただき誠にありがとうございます。こうやって最終審査に挑めているのも、レストランcenciの坂本シェフをはじめ、スタッフの方々、日々支えてくれるお客様、あとは家族のおかげさまです。本番当日は、一瞬一瞬を大切にして、今持てる自分の実力を最大限に発揮して、最高の結果が得られるようにがんばりたいと思います。よろしくお願いします。
▽応募動機
日本料理を10年間勉強し、現在は海外のゲストや海外出張の多いイノベーティブレストランに移り、この数年で自分の中の料理感・知識・技術・料理スタイルはどの様に変わったのかをRED U-35を通して内省し、そしてその力が一体どこまで通用し、RED世代の中で自分自身がどの様なポジションに居るのかを知りたいですし、若い世代の先頭に立ち、影響力のある料理人になりたいと思ったからです。
▽興味・関心
日本の水産資源危機に関心があります。現在の漁業の生産量は1980年代に比べて1/3以下に減少、これは今まで先人から伝わってきた日本の食文化を継承維持していくことすら困難な状況にあると思います。そしてこのまま進行していくと、近い将来日本の食卓に魚が並ば無い日が本当に来るかもしれない!私達が正しい情報を学び、どの様に発信していくのか、今まさにChefs for the blueを通して学んでいます。
▽賞金の使い道
今年で30歳、ワーキングホリデーVISAの資格取得が最後の年になります。その為に必要な資金として使います。行き先はイギリス。働くレストランは決まってないが、The World's 50 Best Restaurantsにランキングしているレストランを実際に自分の目で見て、食べて決めたい。そして休みの日を利用して、近隣の諸国に行き、様々な食文化・食体験に触れて自分自身の知見を広げます。そして、1年後帰国し、日本の地方を巡りまだ出会った事のない食材や工芸作品の数々を探す旅に出て、日本の食文化に関わる方々と繋がりを増やす為の資金にもします。そうして得た物を自分なりに咀嚼して、自分のお皿を表現し、発信していく場も作ります。
▽目標の人物
本田圭佑(実業家、サッカー指導者・選手)
田原諒悟(台湾「logy」シェフ)
佐々木浩(京都「祇園さゝ木」主人)
GOLD EGG No.3
中村 侑矢
29歳 1995年生
料理スタイル / 自然への感謝を昇華
出身 / 福岡県
専門 / 日本料理
所属 / INA Restaurant(奈良県宇陀市)日本料理
役職 / オーナーシェフ
▽ファイナルへのいきごみ
次世代の料理人たちへ、希望と熱意を伝えたい
この舞台まで来れたこと、関わる全ての方々へ感謝の気持ちでいっぱいです。最後まで、自分らしく、ありのままの姿で料理を仕上げたいと思います。過去の経験から、いま料理を通じて次世代の料理人たちへと希望と熱意を伝えたいです。さらに今年は奈良の宇陀という地で新たにスタートを切りました。RED EGGを勝ち獲って、この地と人々、食材の魅力をもっと広げていきます。
▽応募動機
昨年の大会から1年が経ち、私自身の成長を審査員の皆様にお見せできることを楽しみにしています。海外での経験を経て、日本料理の魅力を再認識し、自身の価値観や技術をさらに深化させました。人を大切にする私の料理哲学を体現し、奈良から私なりのビジネスモデルを発信するためにも、今年もRED EGGに挑戦させていただきます。
▽興味・関心
現在、私が関心を持っているのは、持続可能な食材の活用と、料理人の働き方改革です。多様な国々で得た経験を活かし、地域の食材を使った料理を探求する一方で、料理人が健康的で持続可能な環境で働ける仕組みを学びたいと考えています。
▽賞金の使い道
まずはレストランを軌道に乗せるため、設備投資に大半を充てさせていただきます。奈良県までわざわざ足を運んでくださるお客様に唯一無二の体験を届ける準備を整え、私たちのプロジェクトが目指す3年後、5年後のビジョンへの投資も行います。残る資金は、スタッフと共に全国各地を巡り、生産者や食材を深く知るために使わせて頂きます。日本という国をもっと理解し、深みを持った料理人を目指すことで、より質の高い料理を提供したいと考えています。また、定期的に海外のファインダイニングシーンを追い続けるために、研修や食べ歩きにも注ぎます。
▽目標の人物
太田哲雄(長野・軽井沢「LA CASA DI Tetsuo Ota」オーナーシェフ)
アナ・ロス(スロベニア「HIŠA FRANKO」オーナーシェフ)
山﨑志朗(東京・⻄麻布「山﨑」店主)
GOLD EGG No.4
町田 亮治
34歳 1990年生
料理スタイル / 愛情
出身 / 愛知県
専門 / 日本料理
所属 / 赤坂 菊乃井(東京都港区)日本料理
役職 / 副料理長
※独立準備中
▽ファイナルへのいきごみ
ワクワクドキドキ、最後まで楽しみ、がんばります
「自分らしさ」を料理で表現することは、とても新鮮で難しいものでしたが、自分と向き合い、自分を信じて、自分がおいしいと思う料理を一皿に込め、RED EGGに挑戦します。ワクワクドキドキしておりますが、最後まで楽しみ、がんばります。
▽応募動機
RED U-35という大会を通して自分自身とても成長させて頂きました。料理に対する『考え方』が間違えてないと自信にも繋がり感謝しております。自分が身を置く大好きな料理業界の為、日本料理を通して社会貢献し、学んだ事を次の世代に繋げるべく、そして応援してくれるお客様や家族の為、優勝したいと思い応募させて頂きました。推薦状を頂いたことも大きな理由のひとつです、よろしくお願いいたします。
▽興味・関心
海外シェフとWASHOKUのこれから。今や日本料理は世界の料理だと思います、海外の三星シェフがバカンスを利用して日本に研修に来て料理技術や発酵文化などを学びに来ていると言う話を聞きました。日本料理をどの様に自国の文化と料理に落とし込んでいるのか学び、日本料理の魅力を再発見したいと思います。
▽賞金の使い道
・『器の作家さんと料理人を繋ぐコミュニティを造る』作家さん達の勉強会に何度か混ぜて頂いてるうちに料理を作る人と器を作る人の精神的距離が意外に遠くにある事に気付きました。作家さん達の規模にもよりますが『もっと料理人から色々アドバイスが欲しい、一緒に最高の一皿を作りたい』と自分の親ぐらいの方に言って頂いた事が衝撃で発案しました。料理人と作家さんを繋げ全国のお客様に『最高の一皿』をより多く届けたいです。
・独立に向けて資金に当てたいと考えています。店舗の内装や器といったお客様が直接触れるものはもちろん、料理に使う食材の生産者さんや器を造る作家さん自分の目で見て判断する為に賞金を使いたいと考えます。
▽目標の人物
村田吉弘(京都「菊乃井」主人)
米田肇(大阪「HAJIME」オーナーシェフ)
小林寛司(和歌山「villa aida」オーナーシェフ)
GOLD EGG No.5
加藤 正寛
34歳 1990年生
料理スタイル / 自然を尊ぶ
出身 / 埼玉県
専門 / イタリア料理
所属 / La Credenza(イタリア トリノ)イタリア料理
役職 / 料理人
▽ファイナルへのいきごみ
夢を諦めなければ、無限の可能性が広がっている
会社員時代は4年間営業職として活動してきました。しかし、夢を捨てきれず料理人になり、そんな私が今、RED U-35の最終審査に挑もうとしています。何歳になっても夢を諦めず、一歩を踏み出せれば、未来には無限の可能性が広がっている。そんなことを最終審査を通してお伝えできればと思います。 ここまで来れたのも、家族、友人、同僚、お客様のみなさまの応援、サポートがあってこそです。もう少しだけ力をお貸しください。RED EGG獲得を目指して最後まで全力を尽くします。
▽応募動機
世界の飲食業界を牽引できるチームを日本で作りたいと考えています。大会を通じて、自身の想いを発信し、国内外を問わず私の想いに賛同してくれる仲間を見つけたいと思っています。また、今後、私の活躍を通じて、大会の地位を高めたいです。今回、私がRED U-35に参加する際、同僚のイタリア人はこの大会を軽視しているように感じました。そのため、彼らに対して、この大会や日本の料理人のレベルを適宜発信していきたいです。
▽興味・関心
(1)特に北欧のファインダイニングが、どのように週休3日でレストランを運営しているのかです。内的・外的(国の政策等)要因を探りたいです。
(2)行政または企業と協業で、世界中の旅行者が目的地にしたくなる、レストランを日本に作りたいです。
(3)気候変動起因の、畜産、水産資源、農業への影響です。今後の課題と解決策を専門家の方から学び、討論したいです。
(4)日本の食材を研究する為に、日本中を旅したいです。
▽賞金の使い道
(1)来年(2025年)、デンマーク、イギリスのレストランで働く為の生活費用
(2)自己研磨の費用→語学学習、食べ歩き、帰国後の日本での食材研究の旅費
(3)日本帰国後の開業準備資金
(4)店舗への還元金で、同僚スタッフとイタリアの生産者を訪ね、知識を広げたいです
▽目標の人物
レネ・レゼピ(デンマーク「noma」オーナーシェフ)
石丸伸二(政治家、元広島県安芸高田市長)
池崎陽子(神奈川・大船「CALVA」パティシエ)
RED U-35 2024 授賞セレモニー
出演:ゴールドエッグ5名、審査員団、ゲスト 徳永兄弟(フラメンコギターデュオ)
日時:2024年11月5日(火)19:45~20:45 予定
配信:YouTubeライブ
視聴:無料
RED U-35 2024
■ ORGANIZERS 主催:RED U-35実行委員会 株式会社ぐるなび
■ SUPPORTERS:emCAMPUS FOOD、株式会社ニッスイ、日本航空株式会社、株式会社アリラ、ヤマサ醤油株式会社、ロケーションリサーチ株式会社、株式会社Traders Market