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女性料理人から、RED U-35に挑む女性料理人へのメッセージ

RED U-35 2024 2024.06.06

RED U-35とは、夢と野望を抱く、新しい世代の、新しい価値観の料理人(クリエイター)を発掘し、世の中に後押ししていくため、日本の食業界の総力を挙げて開催している料理人コンペティションです。

RED U-35 2024
募集:新時代を切り拓く“食のクリエイター”を目指す「35歳以下の料理人」
 ※2024年12月31日時点で年齢が35歳以下(生年月日が1989年1月1日以降)であること
表彰:グランプリ賞金500万円、準グランプリ賞金50万円
応募期間:2024年6月3日(月)14:00〜24日(月)18:00(日本時間)
応募テーマ:自分らしさ

女性料理人から、REDU-35に挑む女性料理人へのメッセージ

RED U-35には、毎回、数多くの女性料理人からの応募が寄せられています。さらなる女性料理人応援を目的に、2015年から大会最上位の女性料理人への賞として「岸朝子賞」を設置。そして、昨年2023大会では、大会史上初の女性グランプリが誕生しました。

歴代の「岸朝子賞」を受賞した女性料理人たちから、RED U-35 2024への挑戦を考えている女性料理人へのメッセージをいただきました。

2023 岸朝子賞 山本 結以
自分のためはもちろん、未来の飲食業界の為に私は勝利を掴みたかった。まだ出会えていない女性料理人の為に。男性と全く同じ方法で、大きな志しを持って夢の実現ができることをこの大会を通して私は示したかったのです。いい料理人である条件に、性別は決して関係ないですよね?女性料理人を取り巻く問題の根本的解決を軸に、私達の行動によって社会に変化をもたらしたい。この大会を通過点に、私は誰かの手に触れる様に手を伸ばし続けます。必要であれば、迎えにいきます。この大会で、あなたの存在を教えてください。女性がこの業界の中で珍しく特別な存在ではなくなり、料理人で居続けられる未来へ共に参りましょう。

2022 岸朝子賞 木本 陽子
自分が女性だからという理由で出場を悩んでいる方は少ないと思いますが、"まだ実力が達していない"や"どうせRED EGGは取れないだろう"という理由で足踏みしているのならもったいないです!ちょっとの勇気でたくさん得られるものがあります。同世代のライバルや友人が出来ますし、少数ですが女性料理人とも繋がれます。自分の実力が今どこにあるのか。そして次の課題が見えて来る大会です。これからもっと女性料理人が活躍できる環境を共に模索しましょう。今年もたくさんの応募によって、今後一緒に仕事や情報共有が出来ることを楽しみにしています!

2021 岸朝子賞 ドグエン チラン
賞にもメディアにも興味がないし、毎日忙しくてリソースが割けない。世の中は大半がそんな人たちで、私もその1人でした。ただ重い腰をあげていつもと違う世界に踏み入れてみると、実は見たかった景色がそこにあったりします。応援してくれる人がこんなにたくさんいたんだということが可視化されることで、この仕事に誇りを持てたり、自分の価値観を改めて言語化し整理することで料理の方向性がより定まりました。無駄な労力どころか、得るものが想像以上にたくさんあるコンペティションです。日々料理に向き合うアナタの「当たり前」や「こだわり」が実はとても価値があることかもしれません。ぜひ一歩踏み出してみてください。

2019 岸朝子賞 小川 苗
料理人の姿も食自体も変化の多いこの時代に、自分がどういう料理人なのか、どんな料理人になりたいのか、女性だと特に、その在り方に迷うことがあります。RED U-35への挑戦は自分と向き合い、それについて考える機会となりました。食を通して人を幸せにしたい。そんな共通点を持つ人たちと立つ土俵は刺激的なもので、自分の成長へと繋りました。

2018 岸朝子賞 山本 紗希
自分はどんな料理が作れる?先の見えない現実の先に何がある?私はただそんなことばかり考える料理人でした。3回挑戦して予想もしない課題に自問自答し向き合ってできた夢。自分なんてこんな夢語っても役職もない料理人で選ばれるはずないだろうと思っていました。この大会は作る料理から美味しいだけではなく、あなたの食への情熱とあなたが開く食の未来を見ていると思います。その眼差しが私を岸朝子賞へと導いてくれたのでしょう。夢を見つけるため、叶えるため、自分を、社会を変えるために、この大会があなたの世界を変えてくれるはずです。私がそうであったように。料理が好きだ。それが全ての原動力です。そんな話を私達に聞かせてください。

2017 岸朝子賞 山田 千夏
日々を駆け抜けていると、今自分がどこにいるのか分からなくなる時もあった。応募して、考えて、考えて、考え抜いて、行動し、それをまた繰り返し、経験 でしか得られないことが沢山ある。そしてまた、不安や自信の無さは日々の積み重ねと経験でしか埋めれないことも‥‥誰ひとりとして、同じ料理人人生を歩んではいない。だからこそ、気づきや学びがあり自身を成長させてくれる。わたしも自分のちっぽけさから繋がれる可能性にワクワクし、応募した一人でした。自然がつくりだしたものが人間によって壊され、人間がつくりだしたものが自然によって壊される。そんなことを感じずにはいられない今、あなたは何を感じ、料理を通じて創造し、伝えたいですか?存分にチャレンジできる場でもあります、ぜひ。

2016 岸朝子賞 桂 有紀乃
料理人の仕事は、すごく孤独だなぁと思っていました。お客様に料理を送り出すことが、レストランという舞台の本番です。毎日何度も本番を繰り返し、先々の準備も完璧に行わなければ幕を開けることが出来ない緊張感と責任感。女か男かは関係なく、人間として、厨房から離れて料理のことを考える時間が必要だと思います。RED U-35では、誠意溢れる審査員、大会運営、最終審査まで応援してくださった沢山の方々に「自分」というものを見つけてもらい「なんだ!料理人って全然、孤独じゃないや!まだまだ知らないことに会いに行きたい」と、新しいパワーが湧きました。エントリー迷っている方、是非エイエイオー!です。失うものは何もありません。

2015 岸朝子賞 澤地 はるか
人生はやるかやらないか。少しでもやりたい!と思ったら挑戦したらよい。ちょっと無理して挑戦すると、自分自信の違う面を、掘りさげる機会になる。何が自分にとって必要かよく感じ取って決めてください。あなたの人生です。人生を楽しんで、性別は関係ありません。楽しめたら良し!

*RED U-35審査員 君島佐和子さん(フードジャーナリスト)による取材記事もご覧ください
「女性」という観点から、RED U-35を見てみると・・・

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